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オーガニック基準は土壌からはじまる

ローズ・マーカリオ  /  2017年10月30日  /  読み終えるまで2分  /  フットプリント, 食品

栽培方法に関する議論は、「オーガニック」認証がはじめて通過してからこれまでほぼ20年のあいだずっとなされてきました。食品の一部は土壌で育ち、他の一部は広い屋内で照明のもと水耕栽培されます。これらの方法にはそれぞれの理由がありますが、別々のラベルを付けることが重要です。

オーガニック食品が根付きはじめた1920年代以来、「オーガニック」という言葉は遺伝子組み換え、あるいは殺虫剤や化学肥料や染料を使用せずに土で育てられた食品を意味してきました。2002年、米国農務省はオーガニックのラベル付けを管理する基準を導入しましたが、何がその対象となるのかについての疑問はいまだに払拭できていません。

オーガニック農家が頼りにしているのは、有害な殺虫剤や除草剤からダメージを受けていない土壌です。彼らは土壌、植物、太陽と水のあいだで繰り広げられる美しいインタラクティブなダンスとともに、地球という魔法が私たちに恵みをもたらすことを知っています。私たちはその恵みを収穫し、食します。このような方法で栽培された食品は栄養価に優れて美味しく、人体によく、環境への悪影響がより少ないと私たちは考えます。オーガニックのラベルは購入する顧客に、その製品がこの土壌の物語に追従していることを示してくれます。

水耕栽培食品は通常は土ではなく、大規模なビルの屋内で照明のもとに、栄養溶液で育てられています。それは効率的かつ技術的に複雑な食品生産方法で、未来の食品生産に重要な貢献をするでしょう。

もし政府が消費者を援助する食品ラベルを望むのであれば、土壌で育った食品のための「オーガニック」ラベルと同じように、水耕の物語を顧客に伝える「水耕」ラベルを準備すべきです。これらの栽培方法はどちらも重要ですが、非常に異なるものであるため、消費者が食品の選択をするのを手助けする個別のラベルが必要です。どちらの方法も従来の農業慣行に比べて確実に、より良い方法です。

食品を選択する際に人びとがより高い透明性を得られるよう、支援しましょう。オーガニックはオーガニック、水耕は水耕です。農務省へ推薦項目を決定する全国オーガニック基準委員会のミーティングは今月末に開催され、この場で20年来の討論に終止符が打たれます。

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