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いまこそ足場を固めるとき・・・パタゴニアのダム建設に反対して

 /  2011年7月25日 読み終えるまで4分  /  アクティビズム

未だ野生の川、リオ・バケルの水。Photo: ©James Q Martin

今回はパタゴニアの最新カタログ、『Early Fall 2011』の冒頭ページに掲載の環境エッセイ「川をダムから救う」の著者、クレイグ・チャイルズにこのエッセイの背景について尋ねてみました。カタログはお持ちでしょうか。まだの方はぜひご請求ください。

いまこそ足場を固めるとき・・・パタゴニアのダム建設に反対して

未だ野生の川、リオ・バケルの水。Photo: ©James Q Martin

インタビューや写真を通じて、私たちはチリでしっかりと勉強をしてきた。コジャイケの司教の家に訪問したとき、彼は煙草の煙を天上に向かって吐きながら、チリの水は売り物じゃないと言った。ある若い男性は、一部屋しかないボロ小屋の温かい台所で、自分がこの土地の住人である以上、活動家にならざるを得ないと語った。

いまこそ足場を固めるとき・・・パタゴニアのダム建設に反対して

かけがえのないきれいな水は未開の原生地域がもたらす貴重な資源のひとつ(この写真では水位は手のひらのちょうど中ほど)。Photo: ©James Q Martin

チリの最大の川、リオ・バケルのトレッキングを撮影し終わったあと、『Power in the Pristine(原始の力)』という映画が出来上がった。私たちはこれが私たちの論点を明らかにするものだと期待している。アリゾナ州出身の撮影クルーで構成されたこの映画では、私たちの故郷であるアメリカ南西部の風景を振りかえりながら、コロラド川での一連のダム建設とパタゴニアで起こっていることを比較した。私たちが言おうとしているのは、いまはもう時代が違うということ。50年代、60年代はとっくに過ぎ去ったのだということだ。チリが進むことのできる道は2つある。無制限の成長と解体という多くの国や土地がたどって来た古い道と、障壁を打破して自分の住む土地を消費しないという新しい方向だ。ダムを建設しないことを手はじめに歴史の方向を転換することによって、この内観的な発展国がどのような国になるのかということを想像しながら、私はチリの将来のためのプロモーターとしてそこへ行った。5月にチリ政府がダムを認可したと聞いてがっかりしたものの、あまり驚きはしなかった。だが決定してしまったわけではない。事実このことは、いまこそ足場を固めるときときであることを意味している。チリ大使館にコンタクトしてダムの無い、より強く、持続可能な将来を提案しよう。あなたの声はきっと届く。

クレイグ・チャイルズ

著作家クレイグ・チャイルズのエッセイ、「川をダムから救う」はパタゴニアのEarly Fall2011カタログでお読みいただけます。購読されていないお客様は、お電話0088-252-252 (フリーコール・通話料無料)、0467-23-8972 (携帯電話専用・通話料有料)またはオンラインにて無料カタログを請求していただけます。

いまこそ足場を固めるとき・・・パタゴニアのダム建設に反対して

「川をダムから救う」チームのメンバーたち。Photo: ©James Q Martin

パタゴニアの環境キャンペーン「アワ・コモン・ウォーターズ」についてもこちらからご覧ください。

チリのダム建設プロジェクトについての最新情報は下記をご覧ください。
Natural Resources Defense Council’s Save BioGems Campaign
– 映画『180º South』から着想を得た ¡Sin Represas! (ダムはいらない)
Conservacion Patagonica
International Rivers
Rios Libres

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