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スラブハンター、ベン・ウィルキンソンの木工品

マルコム・ジョンソン  /  2017年9月21日  /  サーフィン, デザイン

自営業にはある種の自由があること、そして波が巨大になってきたときはいつでもサーフィンに行きたければ、自由が第一条件であることをベン・ウィルキンソンが知るのに長くはかからなかった。

「僕は16のときに家を出た」と彼は振り返る。「僕の目にはそれは十分な歳だった。でも仕事が必要だったから、僕の故郷のオーストラリアのノース・ナラビーンの地元のサーファーでビルダーの大工の弟子になった。彼は奥さんのカフェで皿洗いをしていた僕に仕事をくれて、よく教えてくれた。そこで学んだ技術を世界中で使ってきた。牧場での仕事とか、家を建てたり、商業建築なんかをして」

そんな仕事で稼いだお金を、ベンは世界最大の波に乗る夢の資金にあてた。そしてその夢の行き先は、ワイメア・ベイの神聖な水から数キロのところにあるオアフ島のノースショアとなった。仲間たちにビッグベンとして知られる彼は、プロのサーキットで競い、マーヴェリックスやワイメアやハワイのアウターリーフの巨大な日にセットの波と格闘し、ビッグウェーバーのコミュニティではお馴染みの存在となった。

「ビッグウェーブ・ツアーをやっていたとき、上司には最初から、スウェルがやって来たら仕事を離れなければならないかも、とずっと言ってきた。でも1週間もコンペでいないと、帰ったときにはたいてい仕事はなくなっていた。だから一生懸命仕事するのは同じだけど、自営業としてやって行く方法を見つけたんだ」と彼は言う。

これは建築業から焼却や埋立地行きになる木を回収し、製材することへと移行することを意味した。

「いまずっとやっているように、大きな板材(スラブ)で仕事をしたかった」とベンはつづける。「最初にそれを体験したのはジャラやリバーレッド・ガムなど、オーストラリアにいるときだった。ここハワイでは、切り倒した使える木を除去することでアーボリストにサービスを提供している。大きければ大きいほどいい。彼らにとってはその製材には労働力がかかりすぎ、誰も再利用したがらなければ、通常は細かく刻んで捨てられる。これは僕ら双方にとって恩恵のある方法なんだ」

木を回収したあと、ベンは野外のワークショップでその木を使って一流の家具や彫刻やサーフボードを手作りする。自生の森の多くを失った島の生態系で捨てられてしまう木を美しく価値ある製品に作り直すことにより、限りある資源の配慮ある利用法についての具体的なメッセージが伝わる

「僕が作業をするほとんどの木は侵略種だ」と彼は言う。「素晴らしい森林再生プログラムがはじまっていて、侵略種の撲滅はその一部。どうやって回収してリサイクルするかについて創造性を発揮すれば、資源は豊富にある。侵略種を再利用することによって、コアなどの自生の樹木により良い機会を与えることができる」

本投稿は2017年秋パタゴニア・ワークウェア・カタログ(USのみ)既出。

ベン・ウィルキンソン・デザイン

ベンの素晴らしい木工品のギャラリーは、彼のウェブサイトbenwilkinsondesigns.comをご覧ください。特注も承ります。

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