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何もないところにあるものを見つける

 /  2011年8月26日  /  アクティビズム

先週末、〈里山生活学校〉にて「第1回 里山フェスタ」が開催されました。〈里山生活学校〉はパタゴニア社員が環境インターンシップ・プログラムを利用して活動に参加し、また東日本大震災以降パタゴニア直営店にてお客様にご協力いただいている募金の寄付先でもあります。

〈里山生活学校〉は「地域に暮らす人々が、地域資源の魅力に気づき、楽しく活用するしくみづくり」のために、「里山をつくって、維持する」、「里山を知って、記録する」、「里山に集って、楽しむ」、「里山を活かして、生産する」という4つの活動をつづけています。

今回のフェスタは「里山の素材活用」と「里山のモチーフ」をテーマに、地元で活動する作家さんたちが里山資源の豊かさや魅力をそれぞれの手法で表現したものを展示・販売。またワークショップや観察会などを通して地域の人たちと交流し、里山の豊かさを分かち合うイベントとして開催されました。当日は雨が降ったり止んだりの、あいにくのお天気でしたが、大人から子どもまで約200人ほどが〈里山生活学校〉に集い、終始にぎやかな雰囲気のなかでイベントは無事成功に終わりました。

午後におこなわれた観察会では、雨のなかを小さな子どもたちと一緒に歩きながら、里山に生息する草木や動物、さらに自然と共生しながら農業をつづけていく方法などについてお話を伺いました。みずから動くことのできない植物が、繁殖するためにいかにそれぞれの個性、たとえば花の形や向き、花を咲かせる時期などを活かし、昆虫や動物を使って受粉や種を拡げるのか・・・。物が豊かで便利な現代社会の暮らしにどっぷりと浸かっている今の人にとっては、植物から学ぶべきことが多くあります。昔の人は生きていくための知恵を自然と共生することでおのずと身につけていたのでしょう。

今回、ふと耳にしたある作家さんの言葉、「何もないところにあるものを見つける」 これはまさにパタゴニアが提唱しつづけているリブ・シンプリー、そしてデザイン理念としてイヴォン・シュイナードが創業当初から掲げているサンテグジュペリの言葉にもつながっていくのではないでしょうか。

「何においてであれ『完全』とは、すべてを脱ぎ去り、ありのままの姿に戻ったとき、つまり、加えるべきものがなくなったときにではなく、取り去るものがなくなったときに達成されるのである」
― アントワーヌ・ドゥ・サンテグジュペリ

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